失業給付金の詐欺事件



失業保険給付金不正受給したとして、元ジャニーズジュニアの男性が詐欺容疑で逮捕されたというニュースをインターネット上で見ました。

不正受給といっても、架空の会社を解雇されたとして、虚偽の離職届などを公共職業安定所ハローワーク)に提出し、失業保険の給付金をだまし取ったということで、一般的にいわれる給付金の不正受給とは少し違うようですが、これはいわゆる完全なる詐欺のようですね。

失業保険の不正受給と聞いて思い浮かぶのは、




定年退職者や結婚退職した方が実際には働く気がないのに仕事を探しているふりをして給付金を受給するというケースです。また、待機期間中失業給付の受給中アルバイトなどを密かに行っていた場合なども不正受給とみなされます。こういった不正受給は年間にして1万件以上が発覚しているそうですが、実際にはそんな数では済まないのかもしれません。

就職したのにハローワークには届けずに失業給付金をもらいつづけることはできません。新しい就職先が雇用保険に加入するから確実にバレてしまいます。就職年月日を偽って申告するとなると、勤務先の協力も必要になりますので、ほとんど無理ですね。不正受給者のペナルティ(処分)は、基本的には2倍返しと考えるとわかりやすいですね。不正に受け取った金額を全額返還するとともに、さらに同額以下の納付金の支払いが命じられ、その支払いが遅れるとさらに延滞金や財産の差押えなども有り得ます。

失業保険の不正受給は、最悪犯罪とみなされますので、ハローワークには、くれぐれもきちんと申告したいものです。

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